あおぞら院長の健康オタクブログ

埼玉県上尾市のあおぞら接骨院院長のブログです。

接骨院・整骨院の出来ること・・・

接骨院整骨院の出来ること≫
 
最近、ある本を読んでいて、スポーツ整形外科を作ったと言われている医師が、これからの超高齢化社会に向け、スポーツ整形外科医やトレーナーがなにをすべきかという提言をしていた。
 
最近のスポーツ医学の進歩は目覚ましい。それをいかに医療や介護予防につなげていくかが課題と、その先生は書いていた。
 
厚生労働省文部科学省でも以前よりスポーツや体育をいかに健康につなげるかという議論はされてきているが、この先生によると縦割り行政のため、なかなか連携が進まないようだ。
 

接骨院整骨院は、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷という5つの病名しか、健康保険治療を許されていない。また、骨折・脱臼の治療が認められているのに、レントゲン撮影を許されず、医師の同意なしに治療を続けることを許されていない。最近では、健康保険組合によって『接骨院整骨院に通わないように』と、言っている組合もあると聞く。

私は最近、『なぜ、接骨院整骨院は、そういう扱いになるのだろう』と考えることが多くなった。
その本で、スポーツ整形外科医の先生の話を読んで、『接骨院整骨院が必要とされていないからこの様な扱いを受けることになっているのではないか?』と考えました。
 
では、どうすれば、接骨院整骨院が現代の日本に必要な医療機関とされるのか?
 
確かに、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷は、整形外科でも診てもらえる。
しかし、ほとんどの整形外科では、捻挫・打撲・挫傷はシップと痛み止め薬を出されるだけ、骨折・脱臼は骨が正常になれば、関節が曲がらなくても筋力低下をおこしていても治療終了となることが多い。
最近(と言っても10年以上経っているが)のスポーツ医学で捻挫や打撲・挫傷で損傷した靭帯が切れたまま治ってしまったり、伸びて治ることがわかっている。
靭帯などが切れたままや伸びたままになると、関節がゆるくなり、高齢になった時に変形性関節症や筋力低下などの原因になり、寝たきりの要因になると言われています。
また、その靭帯などが切れたものや伸びたものは、早く治療しないと(約2週間と言われています)治らなくなってしまいます。
 
例えば、小学生の時の足関節捻挫が治療せず自然に痛みがとれたとしても、足関節がゆるくなり、70年後に変形性膝関節症の原因になる可能性があります。
 
接骨院整骨院では、スポーツ医学を勉強している先生であれば、しっかりとした損傷部分の治療はもちろん、筋力低下の回復や姿勢の修正、バランス能力の回復など、高齢になっても運動を楽しめ健康を自分で維持できる体づくりや介護予防といった未来の健康への治療ができるのではないかと考えます。
 
あなたの整形外科・接骨院整骨院・治療院は、『家でやることはありますか?』と聞いた時、指導してくれますか?
確かに、怪我によっては家で安静にしていないといけない時期もありますが、その時期はそんなに長くはありません。
「当院で治療していれば、治るから家では何もしなくていいよ。」
と言われているがなかなか治らない場合、必ず自宅でやるべきことがあります。
「2週間シップで様子を見てください。」
2週間経ったら靭帯などの組織が修復できなくなっている場合があります。
 
接骨院整骨院は、レントゲン検査もできない、注射もうてない、薬も出せません。
 
でも、必ず接骨院整骨院にしかできないことがあります!
 
ケガや痛みでお困りの方は、一度当院へご相談ください。
 

 

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