自律神経の大切さ
『自律神経の大切さ』
自律神経とは、心臓や内臓など体の意識的に動かせないところを無意識に動かしている神経で、自律神経失調症のようにこの神経が狂うと、いろんな病気や症状を引き起こします。
自律神経には、交感神経と副交感神経がある。
『交感神経』は、緊張する時に働く神経で、運動時や仕事時に血管を収縮して血圧を上げたり、気道を広げて心拍数を速めるなどの反面、内臓の働きを抑える役割があります。
『副交感神経』は、リラックスする時に働く神経で、交感神経の逆に寝ている時などに内蔵の働きを活発にし、食物の消化・吸収を促進し、血圧を下げるなどの働きをします。
つまり、緊張した時に心臓が「ドキドキ」するのは、『交感神経』が働いている証拠ですし、食後に眠くなるのは、食物を消化するために『副交感神経』が働こうとしている為です。
自律神経を崩すと仕事中に眠くなったり、夜なかなか眠れないなどがあります。
仕事中に眠くなるのは、交感神経が働かなければならない時に、副交感神経がはたらいており、夜なかなか眠れないのは、副交感神経が働かなければならない時に、交感神経がはたらいているからです。
このように、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできないと、自律神経バランスが崩れてしまう。
自律神経を崩す原因としてはストレスが一番ですが、緊張するべき昼間にダラダラ寝ていたり、リラックスするべき夜に仕事をしたり、テレビをみていると、脳が交感神経と副交感神経どちらの神経にすればよいかわからず、自律神経失調症を起こします。
次回、『自律神経を整えるためには?』お楽しみに!