体力テストのソフトボール投げはやめるべき!?
『体力テストのソフトボール投げはやめるべき!?』
体力テストの時期になると、必ずと言っていいほど『肩や肘が痛い』と子供がやってきます。
たしかに、子供の体力レベルを把握するために測ることは大切であるが、そのテストで一生ものの怪我をしてしまっては意味がないと私は考えます。
特にソフトボール投げは、なるべく遠くへ投げようとするために、上の方にボールを投げようとする。
上の方にボールを投げると、肘が下がり肩や肘に負担がかかることは、トレーナーやスポーツドクターの中では、当たり前のように知られています。
最近、その負担のかかる投げ方を1回しただけでも、『離断性骨軟骨炎』や『骨端線離解』などの骨折につながることがわかってきました。
つまり、「テスト一回だけだから」といっておもいっきり投げたら一生の怪我になってしまうということがあり得るということです。
特に野球をしている子は、ボールの大きさや重さが違うのに、野球と同じように投げようとしてしまい、フォームがくずれて痛めてしまうパターンが多いように思います。
子供の体を守るために、加速度計を使うとか、上に投げずに自分の背の高さと同じくらいまっすぐ投げての距離で測定するなど、体力テストのソフトボール投げには、工夫が必要だと私は考えます。
****************************************
健康・スポーツに関するセミナー実施中
くわしくは、下記ホームページまで